2019年3月28日
公私混同を戒める峻烈な倫理観
稲盛塾長は言われます。
「全身全霊で経営に打ち込むと会社を私物化してしまう。経営者がいい加減だからでは無く、
会社に対して全身全霊で打ち込んだ結果、自分で見境がつかなくなってしまうために起こる。」
私はいい加減だから起こると思っていましたが、実はもっとレベルの高い話でした。
たしかに毎日、家族も犠牲にしてど真剣に経営をしていれば社長誰もがそう思うかもしれません。
そんな働き者の社長ならきっと周囲の従業員も何も言えないと思います・・
しかし、そのど真剣に打ち込みながらも公私の峻別をハッキリ付けるという、
自分に対する非常に厳しい態度が、社長には必要だと稲盛塾長は言われます。
稲盛塾長は京セラが年間利益が数十億出ている時も年収は数百万だったと聞いています。
塾長は自分の会社なのだから年収をもっと増やしても良いでは無いかと一瞬思うのですが、
その様に思う気持ちが非常に危険な事だと判断されています。
私にそんな倫理観は・・・